BRANDING & DESIGN Case

Designed by REITEN.ICHI

アパレルブランド「Green Peas Kids」

サンフランシスコを中心に展開される0歳〜3歳向けの子供服のアパレルブランド。ヨーロッパ出身でサンフランシスコ在住のブランドオーナーは、自身の出産後、子供に着せたい服をなかなか見つけられずにいた。アメリカの一般市民の多くがファッションや子供服に対して気を使うことがなく、レースや刺繍など装飾をあしらったヨーロッパスタイルのお洒落な洋服は、あったとしてもとても高く、手の出せるものではなかった。そのため、「環境と肌に優しい素材を使って、手頃な価格ですべての子供にファッショブルな楽しさを提供したい。」という思いからブランドを立ち上げることとなり、ブランディング依頼を受けることとなった。

ファッションに込められた哲学

オーナーの考えの中に、「美しさは心の中にあり、表情や言葉を通して外部へ発信されるもの。醜い考えを持ち始めると、遅かれ早かれ顔は引きつり、美しい考えを持てば、だんだんと表情が優しくなり美しい顔となる。」という哲学があった。辛い時こそポジティブに考えることが重要で、ファッションの力を借りて着飾ることで、楽しさを得ることができるのだと言う。幼い頃、辛いことがあると母が可愛い洋服を作ってくれて、お洒落して辛いことを忘れさせてくれた。そんな思い出から学んだことで、その母の教えは今にも活かされているのだそうだ。

Detail

ブランドの世界観

ブランドの世界観

子供がファッショナブルな楽しさを得ることは、子供にとっては人生を輝かせる術を身につけるということで、親にとっても幸せなことである。グリーンピースは、さやに包まれる未熟な種子が、親の愛情に包まれる子供を象徴し、その色とモチーフでエコをイメージさせている。

ブランドへの関わり方

シンボルマークやロゴタイプに対するアイソレーションエリア設計や使用禁止例のとりまとめ、商品や各アイテムのカラープランニング、ショップカードやリボンなどの梱包装飾方法、タグの出し方など、細かな視点でオーナーと連携しブランドの世界観を作り上げていった。

<<BACK